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それが嫁さんと初めての出会いだった

ある日俺は始発近くまで飲んで駅に向かっていると、駅近くの路地で水商売風の女性が酔っ払いに絡まれていた。
その女性から助けを求められたので、その親父を追っ払ってあげた。
それが嫁さんと初めての出会いだった。
彼女を落ち着かせて事情を聞くと、店に来た親父に気に入られ、閉店後、後を付けられて強引にホテルに連れ込まれそうになったらしい。


彼女からお礼したいから連絡先を教えてほしい、お店に来て欲しいと言われ、その後ちょくちょく行くようになった。
その後2年くらい常連とホステスとして仲良くなっていった。
デートとかはしなかった。
それまで俺は女性とまともに付き合った事がなく、彼女もあくまで仕事として優しくしてくれてるんだろうな、くらいにしか考えてなかった。

そして俺が転勤することになって、同僚が送別会の二次会をその店で開いてくれた。
彼女はいつも以上のテンション騒いでいた。

「新しいところでも頑張って!」
「あっちで変な女にひっかかるなよ!」

とか色々彼女から言われた。
朝まで飲んで始発で帰る時、彼女から

「最後だから一緒に帰ろうよ」

と誘われた。
歩きながら今までの思い出話みたいな事を話してた。
そして初めて会った路地近くになった。
彼女に

「そういえば初めて会ったのここだったね。最初びっくりしたよ。」

とか話したら、彼女が歩くのを止めて、突然泣き出してしまった。

突然の事にびっくりした俺は

「どうしたの?俺何か変なこと言った?」

と聞いた。
彼女は

「最後まで笑って別れようかと思ったけどごめんね。」

と言った。
何が起きてるのか分からん俺に彼女はまっすぐ見つめなが、ら

「お願いがあるの。〇〇〇(転勤先)に私も一緒に連れていって下さい。」

その後、彼女は本当に店を辞めて付いて来てくれて、半年近く同棲した後結婚しました。
嫁さんは井川遥似で美人だったので、何で俺?と聞いたら

「助けてくれた時から頼りがいのある人だと思っていた。
それから離れ離れになるのが嫌だったから告白した。」

と教えてくれた。

未だに嫁さんとの馴れ初めを言うとネタくさいと疑われる。

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